轻松读懂日语经典作品
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ねぎ
葱
作家在截稿前夜拼命写小说,但咖啡馆里有个女侍叫阿君,漂亮得不行,居然被客人起了个外号叫“通俗小说”?这绰号背后藏着什么故事呢?
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 8,150 字 · 16 页
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こんな葛藤が一週間に何度もある。従ってお君さんは、滅多にお松さんとは口をきかない。いつも自働ピアノの前に立っては、場所がらだけに多い学生の客に、無言の愛嬌を売っている。あるいは業腹らしいお松さんに無言ののろけを買わせている。
が、お君さんとお松さんとの仲が悪いのは、何もお松さんが嫉妬をするせいばかりではない。お君さんも内心、お松さんの趣味の低いのを軽蔑している。あれは全く尋常小学を出てから、浪花節を聴いたり、蜜豆を食べたり、男を追っかけたりばかりしていた、そのせいに違いない。こうお君さんは確信している。ではそのお君さんの趣味というのが、どんな種類のものかと思ったら、しばらくこの賑かなカッフェを去って、近所の露路の奥にある、ある女髪結の二階を覗いて見るが好い。何故と云えばお君さんは、その女髪結の二階に間借をして、カッフェへ勤めている間のほかは、始終そこに起臥しているからである。
二階は天井の低い六畳で、西日のさす窓から外を見ても、瓦屋根のほかは何も見えない。その窓際の壁へよせて、更紗の布をかけた机がある。もっともこれは便宜上、仮に机と呼んで置くが、実は古色を帯びた茶ぶ台に過ぎない。