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ぐびじんそう

虞美人草

夏目 漱石

两个男人去登比叡山,一个像方形石头,一个像细长竹竿,一路斗嘴。可山没变,他们心里的那点事却慢慢浮出来了。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 198,559 字 · 401 页

青空文庫

と藤尾が註釈する。

「すると旨く中った形容が俗で、旨く中らなかった形容が詩なんだね。藤尾さん無味くって中らない形容を云って御覧」

「云って見ましょうか。――兄さんが知ってるでしょう。聴いて御覧なさい」と藤尾は鋭どい眼の角から欽吾を見た。眼の角は云う。――無味くって中らない形容は哲学である。

「あの横にあるのは何」と糸子が無邪気に聞く。

の線を闇に渡して空を横に切るは屋根である。竪に切るは柱である。斜めに切るは甍である。朧の奥に星を埋めて、限りなき夜を薄黒く地ならししたる上に、稲妻の穂は一を引いて虚空を走った。二を引いて上から落ちて来た。卍を描いて花火のごとく地に近く廻転した。最後に穂先を逆に返して帝座の真中を貫けとばかり抛げ上げた。かくして塔は棟に入り、棟は床に連なって、不忍の池の、此方から見渡す向を、右から左へ隙間なく埋めて、大いなる火の絵図面が出来た。

藍を含む黒塗に、金を惜まぬ高蒔絵は堂を描き、楼を描き、廻廊を描き、曲欄を描き、円塔方柱の数々を描き尽して、なお余りあるを是非に用い切らんために、描ける上を往きつ戻りつする。縦横に空を走る※(「陷のつくり+炎」