轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しょっかくについて

触覚について

宮城 道雄

「水の変態」宝文館、1956(昭和31)年

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,533 字 · 5 页

青空文庫

そして、時々庭を歩いてそれらを探っては、日増しに、いろいろの草木が伸びて行くのを知るわけである。庭石など手ざわりでどういう石かということもわかる。

また時々、木の根の面白いのに夢中になって、這うようにして探っていて、上のことに気がつかず、うっかり立ち上った拍子に大きな木の枝に頭をぶっつけて、びっくりすることもある。私は自分の家に限らず、野原や山に行っても、よくその辺に生えている草とか木が好きで、いじってみては楽しむのである。

私は草木の外に、彫刻とか飾り道具とか、茶器のような器ものも、さわってみるのが好きである。それでよく子供の人形の顔などをいじり過ぎて、黒く汚したために、子供に叱られることがある。

彫刻で思い出したが、ある時、私の友人に胸像を作ってもらったことがあった。それが出来上がった時に、私は彫刻の顔を撫でて自分の顔と比べてみたが、どうも自分に似ていないような気がした。非常に凸凹しているので、自分の顔はこんなにおかしい顔かなあと思った。それで、ある時、別の彫刻家に会った時に、その話をしたら、その彫刻家が、彫刻はやはり目で見ていいように光線の応用というものがあるために、目で見たのと手で撫でたのとはどうしても感じが違う。