轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
とうろんにそくしてのかんそう
討論に即しての感想
宮本 百合子
新日本文学会第四回大会最終日に
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 14,896 字 · 29 页
を示していると思います。もしここに一人の作家があってあの当時の経済闘争の中に揉まれる働く人々をとらえ、その闘争と闘争の過程におこるすべての人間的、社会的な問題を人民解放のひとこまとしてとりあげて描いたとしたら、二月ののちに広汎に起った物取り主義という批判そのものさえも当時あったよりはもっと複雑に労働階級を政治的に豊富にする作用をもち階級性を強める新しいバネとして受け入れられたでしょう。
民主主義文学の負っている課題は、実に大きく複雑です。民主主義文学は労働階級の動きを表面から模写してゆくのではなくて、すべての勤労者と小市民・インテリゲンチャが歴史の中で、一人一人の必然の過程を通ってどのように新しい推進力として民主革命に参加してゆくかという物語の語り手でなければなりません。ブルジョア文学は一般人間性について語りました。個性と個々の自我について語りました。そこまででブルジョア文学の本質的発展は止っている。民主主義文学は世界の歴史におくり出されて、ブルジョア文学の内部では大ざっぱにしか理解されなかった一般人間性から、人間の階級性を描き出すことを可能にしたし、更にはかなく弱く権力に踏みにじられる存在でしかあり得なかった個性と、個々の自我とを、複雑多様な階級の性格をなす要因、階級的な自主性・独自性としての自我に拡大