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ろじょう

路上

芥川 竜之介

午炮响后,图书馆陷入诡异的寂静,大学生俊助埋头书海,时间随着指针流逝,但这份平静下似乎藏着什么在悄悄酝酿。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 43,539 字 · 87 页

青空文庫

君の国じゃ帰るだけでも一仕事だ。」

「何、その方は慣れているから平気だが、とかく田舎の年忌とか何とか云うやつは――」

野村は前以て辟易を披露するごとく、近眼鏡の後の眉をひそめて見せたが、すぐにまた気を変えて、

「ところで僕は君に一つ、頼みたい事があって寄ったのだが――」

十七

「何だい、改まって。」

俊助は紅茶茶碗を野村の前へ置くと、自分も卓子の前の椅子へ座を占めて、不思議そうに相手の顔へ眼を注いだ。

「改まりなんぞしやしないさ。」

野村は反って恐縮らしく、五分刈の頭を撫で廻したが、

「実は例の癲狂院行きの一件なんだが――どうだろう。君が僕の代りに初子さんを連れて行って、見せてやってくれないか。僕は今日行くと、何だ彼だで一週間ばかりは、とても帰られそうもないんだから。」

「そりゃ困るよ。一週間くらいかかったって、帰ってから、君が連れて行きゃ好いじゃないか。」

「ところが初子さんは、一日も早く見たいと云っているんだ。」

野村は実際困ったような顔をして、しばらくは壁に懸っている写真版へ、順々に眼をくばっていたが、やがてその眼がレオナルドのレダまで行くと、