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ろじょう
路上
午炮响后,图书馆陷入诡异的寂静,大学生俊助埋头书海,时间随着指针流逝,但这份平静下似乎藏着什么在悄悄酝酿。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 43,539 字 · 87 页
が、藤沢はやはり愛想よく笑いながら、「御迷惑でもどうか」を繰返して、容易に出した切符を引込めなかった。のみならず、その笑の後からは、万一断られた場合には感じそうな不快さえ露骨に透かせて見せた。
「じゃ頂戴して置きます。」
俊助はとうとう我を折って、渋々その切符を受取りながら、素っ気ない声で礼を云った。
「どうぞ。当夜は清水昌一さんの独唱もある筈になっていますから、是非大井さんとでもいらしって下さい。――君は清水さんを知っていたかしら。」
藤沢はそれでも満足そうに華奢な両手を揉み合せて、優しくこう大井へ問いかけると、なぜかさっきから妙な顔をして、二人の問答を聞いていた大井は、さも冗談じゃないと云うように、鼻から大きく息を抜いて、また元の懐手に返りながら、
「勿論知らん。音楽家と犬とは昔から僕にゃ禁物だ。」
「そう、そう、君は犬が大嫌いだったっけ。ゲエテも犬が嫌いだったと云うから、天才は皆そうなのかも知れない。」
土耳其帽は俊助の賛成を求める心算か、わざとらしく声高に笑って見せた。が、俊助は下を向いたまま、まるでその癇高い笑い声が聞えないような風をしていたが、やがてあの時代のついた角帽の庇へ手をかけると、二人の顔を等分に眺めながら、