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かいことてんぼう

近世数学史談

高木 貞治

高木貞治『近世数学史談』。同一底本的分册已合并为一书。收入:回顧と展望、ヒルベルト訪問記。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 12,981 字 · 25 页

青空文庫

少々心細い予言ではあるけれども,彼には何か見る所があって,そういうことを言ったのであろう.

もう一人は,これもやはり鱒のフライで追っ払われた組だが,日本を去ってから手紙を寄越した.日本の数学には大いに感心した.殊に日本は,若手揃いだ,reich an guten jungen Kr※(ダイエレシス付きA小文字)ften というような文句だったと思う.若手揃いだから,近い将来に彼等がするであろうところの仕事(Arbeiten)に関して,汝を嫉む(beneiden)というのである.このように欧米の数学者が,日本の青年数学者に嘱望していることは多大のものがある.私は彼等の観察を以って,日本数学界の展望として宜しいと思う.

私は今青年諸君の花々しい活動を傍観して,日本数学の将来に大なる期待を持ち得ることを無上の喜びとするものである.

(昭和15年12月7日,東京帝大,数学談話会に於ける講演)

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歴史は反復するというが,第一次世界大戦の後二十年にして,再び世界的の大戦争が始まった.これは反復よりも,むしろ継続でもあろうが,学術上の書物や雑誌の輸入杜絶の時代が再び来たのである.そもそも前の世界大戦後に勃興した現今の抽象数学は,いつとはなしに,古典数学の全面的且つ徹底的なる再検討といった