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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
在线阅读井上 円了《迷信と宗教(めいしんとしゅうきょう)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 151,147 字 · 298 页
に通じ、四十二は十を略せば「四二」となる。四二は「死に」に通じ、三十三は「惨々」に通ずるから縁起が悪いといわれておる。むかし、消防組の番号には四と七とを除いたということである。四は死と通じ、七は質と通ずる故だそうだ。
正月の御祝い物は、みな縁起の迷信が土台となっておる。例えば、餅は金持ちになるを祝し、数の子は子供の多くなるを祝し、昆布は子の産まるを祝し、豆は人のマメヤカすなわち健全を祝する縁起と申しておる。大晦日に蕎麦を食するは、長く続く、または身代がのびるを祝する縁起であるそうだ。
ある地方にて元日に芋の頭を食するは、人の頭になるを祝する意である。また、他の地方にて除夜に菊の茎または茄子の茎を焼くのは、吉きこときく、または善きことをなすの祝意である。その他、ある地方にて節分の豆まきのときには、必ずイワシの頭を豆の茎にさして戸口にかけるというが、やはり同様の縁起であろう。
また、正月の飾りに松竹を用うるは、松も竹も四時不変の色を有し、松は千歳を契り、竹は万代をちぎるの縁起より起こっておる。屠蘇酒はその中に七種の薬品を混じ、万病の邪気を払うためである。