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きんのくびかざり
金のくびかざり
小野 浩
「赤い鳥」1928(昭和3)年12月号
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 3,356 字 · 7 页
「なるほど。」おじいさんは、にこにこうなずきました。「おまえなら間に合うかもしれないね。」
おじいさんは、さっそく、オウムを籠の中から出しました。そして、みんなと一しょに門口に出てオウムにおしえました。
「ほら、ごらん、ずうッと向うに、大きな星が三つ光ってるだろう。わしの家は、その一ばん左の星のすぐうしろにあたるんだよ。」
三
オウムは、さっと飛び立ちました。こんなにして力一ぱい、つばさをのばして飛ぶのは何年ぶりでしょう。オウムは、一気に高くとび上って、矢のようにかけ出しました。
はてしもなく遠い、長い長いつめたい道でしたけれど、オウムは、とうとう、まよいもしないで、サンタクローズのお家につきました。そのおうちの、ふわふわした白い毛皮の屋根の上に、赤い、きれいな煙突が、にょきりと立っていました。
「おはいんなさい。」と、窓にまたたいている灯が言いました。「おへやの中はあったかよ。」
オウムはへとへとにつかれきっていました。でも、夜があけないうちに……よし子さんが目をさまさないうちに、帰らなければならないので、ちっとでもぐずぐずしてはいられません。