轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ゆきのうえのおじいさん
雪の上のおじいさん
小川 未明
「童話」1922(大正11)年1月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,520 字 · 14 页
「私が、くわを持って、毎日、同じ圃を耕している間に、町はこんなに変わったのか、そして、この私までが、こんなに年をとってしまった。」と、おじいさんは、独りため息をもらしていたのです。
「私は、遊びに町へ出たのでない。早く用事をすまして、暗くならないうちに、村まで帰らなければならぬ。」と、おじいさんは思いました。
そこで自分のたずねる場所をさがしていますと、公園の入り口に出ました。
公園には、青々とした木がしげっていました。人々が忙しそうに、その前を通り抜けて、あちらの方へいってしまうものもあれば、また公園の中へ入ってくるもの、また、そこから出てゆくものなどが見えました。しかし、その人々は、みんな自分のことばかり考えて、だれも、その入り口のそばの木の下に立って、しくしくと泣いている子供のあることに気づきませんでした。またそれに気がついても、知らぬ顔をしてゆくものばかりでありました。
このおじいさんは、しんせつな、人情深いおじいさんで、村にいるときも、近所の子供らから慕われているほどでありましたから、すぐに、その子供の泣いているのが目につきました。
「なんで、あの子は泣いているのだろう。