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こくばんはどこからきたのか
黒板は何処から来たのか
小倉 金之助
「別冊文芸春秋」1947(昭和22)年10月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,742 字 · 10 页
即チ……懸圖・模範塗板ノ如キ既ニ之ヲ製造シテ、從来煩多キ方法ニ代ヘ、以テ廣ク之ヲ小學校ニ採用セリ。……師範學校ノ功用ハ既ニ東京ニ設立セルモノニ於テ、其實驗ヲ表セリ。……學科ヲシテ理解シ易カラシメンガ爲、懸圖及塗板ヲ用ヒ、……(傍点は小倉)」
(1)今の東京教育大学の前身 (2)今の東京大学の前身 (3)『ダビット・モルレー申報』(明治六年)。
師範学校で、黒板がスコットによってどんな風に使用されたかは、『師範学校、小学校教授法』(明治六年八月刊)という、師範学校長諸葛信澄らの校閲にかかる書物によっても明かである。その中には、算術の授業に黒板を使用している絵があり、そこには「図の如く、教師、数字と算用数字を呼で石盤に記さしめ、一同記し終りたるとき、教師盤上に記し、これと照準せしめ、正しく出来たる者は各の手を上げしめ、誤りたる者は手を上げざるを法とす」と、書かれている。
更に校長諸葛信澄自身の著にかかる『小学教師必携』(明治六年十二月刊)においては、読物・算術・習字・書取・問答などの教授法が述べられ、そこには黒板の使用法も詳しく説かれている。例えば第八級(一年級の前半)の習字については、