轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
あとがき(『みやもとゆりこせんしゅう』だいにかん)
あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)
宮本 百合子
「宮本百合子選集 第二巻」安芸書房、1948(昭和23)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,610 字 · 8 页
こういうテーマの展開の中には「貧しき人々の群」の余韻がある。作者はいつも人間的立場にたっており、しかし、その人間的な立場の現実的な内容について、まだ科学的な歴史と階級について理解に到達していないのである。
一九二三年と云えば日本では、無産階級解放運動の初期で、アナーキズムとボルシェビズムとの対立の時代であった。年鑑の頁をくってみれば、この年五月にはソヴェトからヨッフェが来ている。普選で成功するために総同盟が右翼化することを決定した年でもある。無産階級文学運動の中にもこの対立がはげしく反映した。江口渙、壺井繁治、今野大力などアナーキストであった作家詩人が、次第に共産主義に接近しつつあった。無産派文学団体の改組が頻繁に行われた。第一次大戦後のドイツではこの一九二三年にあのインフレーション、マークの下落が起った。その情勢が、ドイツ・フランス等の大衆を団結させ、左翼の組織は拡大した。孫文派が広東政府を樹立し、中国国民党宣言を発表した。京漢鉄道総工会の成立大会を武力解散させた軍閥呉佩孚に対して中国労働者がジェネストを起し、英国の労働運動に一つのエポックをつくった。