轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ニッポンさんしゅうかん

ニッポン三週間

宮本 百合子

「読売新聞」1930(昭和5)年12月2、3日号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,760 字 · 8 页

青空文庫

浜口首相の腹へピストルの玉がとび込んだのは日本へかえって二日目ぐらいの出来ごとだった。

その中で、自分が草臥れきって眠っていた下関発の夜汽車は、丹那で大断層の起った少しあと三島駅を通過した。

伊豆地方の大震災

惨たる各地の被害

震源地は丹那盆地

死者二百三十二名

伊豆震災救済策

震災地方の納税減免

国庫負担法で業務教育費交付

両腕の動かしかたに共通の一種独特の職業的癖をもっている日本の列車ボーイが沈着な声で誰かに云ってる。

――東京は四十分ばかり延着いたします。地震で線路の上へ煙突が倒れたもんですから。

前の座席の旅客が雑誌キングをわきに放り出して二十六日の新聞をひろげていた。こっち側から見える。「日本刀焼ゴテで奮戦・文芸戦線大異状。」前田河広一郎・葉山嘉樹・岩藤雪夫及黒島伝治の写真。

東京へかえったら二三の知人が、

――どうですね、日本のプロ文士の剣劇レビューは?

と云って笑った。

――ソヴェトのプロ文士の喧嘩もあんな工合なんですか。えらく荒っぽいことがすきと見えるね。

自分は返事に困った。だって、プロ文士と云ったって、所謂社会主義だって国家主義から共産主義までの間に種々雑多な日和見主義、民主主義がはさまって、何れも顔付だけは一廉何か民衆解放に貢献するみたいに声明してはストライキを売ったりしてるのと同様