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フランスてつがくについてのかんそう
フランス哲学についての感想
西田 幾多郎
在线阅读西田 幾多郎《フランス哲学についての感想(フランスてつがくについてのかんそう)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,003 字 · 6 页
フランス語の「サンス」 sens という語は他の国語に訳し難い意味を有っている。それは「センス」sense でもない、「ジン」 Sinnでもない。マールブランシュはいうまでもなく、デカルトにすらそれがあると思われる。しかし私はフランス哲学独得な内感的哲学の基礎はパスカルによって置かれたかに思う。その「心によっての知」 connaissancepar coeur は「サン・アンチーム」sens intime[内奥感、内密感、内親感]としてメーン・ドゥ・ビランの哲学を構成し、遂にベルグソンの純粋持続にまで到ったと考えることができる。メーン・ドゥ・ビランはパスカルが賞讚するといった ceux qui cherchent en g※(アキュートアクセント付きE小文字)missant[うめきながら探求する者]というような哲学者であった。
「センス」でもない「ジン」でもない「サンス」は、一面において内面的と考えられると共に、一面に社会的、常識的とも考えることができる。概念に制約せられない直感である。それは自己自身を表現する実在、歴史的実在に対する「サンス」である。