轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
プロレタリアふじんさっかとぶんかかつどうのもんだい
プロレタリア婦人作家と文化活動の問題
宮本 百合子
「女人芸術」1931(昭和6)年10~12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 18,179 字 · 36 页
何故男より女の作家が少ないかと云えば、文学を司る神はミューズで、ミューズは女性だ。だから動物電気の工合で、男をヒイキにするが、女とは同性で相反撥し合う。やきもちをやく。故に女の作家というのは少ないが、音楽家を見るがいい、女で素晴らしい人がこれまでも多勢出たし、いまも出つつある。音楽の神はアポローだ。男だ。女をヒイキにしてくれるアポローのおかげで女の音楽家には素晴らしいのが沢山いるのだ。そういう説明でお茶を濁していた。
この解答が、思いつき以外の何でもないことは、誰にでも、ハッキリわかる。
では、ほんとにどういう理由で、世界の文学はあらゆる時代を通じて傑れた婦人作家というものを僅かしか持っていないのだろうか?
封建時代及資本主義社会においてはいつも婦人の社会的地位がひくく、したがって文化的発達の可能が男のもっている可能性に比べて常に限られていた。これが一番基本となる社会的な理由だ。
音楽、特に女性がこれまで偉大な足跡をのこして来た声楽の場合では、その自然的な条件が文学的創作の場合と大分違う。女の喉しかソプラノの声は出さない。美しいソプラノの出る、または味のあるアルトの出るよい女性の喉を持ってさえおれば、声楽家として第一の必須条件は生理的に具わっている。