轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

みっつのかぎ

三つのかぎ

小川 未明

「赤い鳥」1925(大正14)年12月

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 4,988 字 · 11 页

青空文庫

わしの足に、ぴかぴか光るかぎがついていたのだ。そのかぎというのは、私の胸にぶらさがっているこのかぎじゃ。」といいました。

なるほど、猟師は脊に大きな灰色をしたわしを負っていました。青年は、毎日のように大空を高く飛んでいった鳥は、このわしであったかと思いました。それよりは猟師の胸にぶらさがっているかぎがたまらなく欲しくなりました。このかぎがあったら、なにか大きな幸運が自分のために開かれはしないかという感じがしたからであります。

「私に、そのぴかぴか光るかぎを譲ってくださいませんか。」と、青年は、猟師に頼みました。

猟師は考えていましたが、

「おまえさんは、この光ったものが欲しいばかりに、この山へ上ってきなされたのだから、このかぎをあげましょう。私は、このわしがほしいばかりに打ったのだから、もともとこんなものは必要がない……。」といって、胸にぶらさげていたかぎを取って、青年にくれました。

青年は、どれほど、うれしかったかしれません。猟師と別れて、山を下りました。

「このかぎは、どんな箱を開けるためであったろう?」と、彼は、そのかぎをよくよく手にとってみますと、2という番号がついていました。