轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちゅうしゆうき
中支遊記
上村 松園
「画房随筆」錦城出版社、1942(昭和17)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,238 字 · 13 页
そして二人が話しあったりしているなかから、支那の娘の自然の姿態を描きとってゆくことにした。
この娘にしても、純粋な本来の支那を持っているわけではない。どこの娘もがそうであるようにすっかり洋化されている髪形である。といって日本の娘の上に考えられる洋化とも違う。そこにはやはり昔からの支那風にこなされ渾然としたものを醸し出しているのであろう。楚々とした感じは一点の難もないまでによく調和したものになっている。
そこにゆくと支那の児童達は昔の支那をよく残している。日本の子供といえば、頭の恰好はほとんど定っており、男か女の子かも大体一眼でわかるのだが、支那の子供達の頭は大袈裟にいうと千差万別といってよい。前額に二、三寸に梳れる程の髪を残してあとは丸坊主の子、辮髪風に色の布で飾ったお下げを左右に残すもの、或は片々だけに下げているもの。絵にある唐子の姿で今も南京上海の街、田舎の辻々に遊んでいる。
莫愁湖の畔にもの寂びた堂があり、そこでは付近の子供を二、三十人集めて寺子屋のような学校がひらかれていた。その二、三十人がみんなその唐子達である。私たちが近よると物珍しいと見えて、その唐子達はついて来る。