轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
「俳句は斯く解し斯く味ふ」新潮社、1918(大正7)年4月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 73,016 字 · 144 页
みよし野やもろこしかけて冬木立 蕪村
これは吉野山は、だんだんそれを分け入って行くと、唐土に通じているという話のあるところから思いついた句であろう。謡曲の『国栖』にも次ぎのような文句がある。「総じてこの山は都卒の内院にもたとへ、又は五台山清涼山とて唐土までも、遠く続ける芳野山、かくれ家多きところなり。」即ち吉野山へ逃げ込めば唐土までも通ずる道があって、自由に何処へでも隠れることが出来るというのである。即ちその三吉野も春は桜の花で名あるところであるが、冬になると満山一面の枯木となって、その枯木は唐土までも続いているのである。
冬籠心の奥のよしの山 蕪村
これは冬木立の句ではないけれどもちょっとついでに解釈して見よう。この句もやはり前句などと同じ聯想から来たもので、冬籠りをしてじっと想をいろいろの方面に走せているとさまざまの事を思う。それは殆んど際限もないことである。たとえて見ると、心の奥に吉野山があるようなもので、その吉野山は唐土までも続いているという事であるが、あたかも我心も唐土は愚か天竺までも和蘭までも続いておるというのである。あるいはこの句は冬籠りをしていて、かつて見た春の吉野の光景などを思い出しているという風に解釈が出来ぬこともないが、それでは「奥の」