轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

「国民之友」1892(明治25)年5月~9月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 135,622 字 · 269 页

青空文庫

山崎闇斎を見ずや、浅見絅斎を見ずや、竹内式部を見ずや、山県大弐を見ずや、高山彦九郎を見ずや。その他もし、浮浪、兵学家、儒者の徒についてこれを尋ねば、革命の卵は、あたかも海浜の砂礫の如くあらん。彼ら豈に物徂徠、源白石、中井竹山の如く、実際の曲折に応じて、論理を作為せんや。彼らは忠義の前提よりして遮二無二、論理的必然の結論たる尊王賤覇に到着せずんば、休せざるなり。尊王賤覇なお可なり、彼らのある者は遂に幕府を倒して、王政に復古せんと欲し、手に唾して動乱の風雲を飛ばさんと試みたるものすらありき。

偏理的哲学も、冷酷なる論理のみならば、まだしものことなれども、その一たび宗教的熱気と触るるに到りては、実に甚だ恐るべきものなからず。この時においてはあたかも酒石酸水に重曹達を投ずるが如く、忽然として沸騰し来るなり。而して徳川時代における偏理的儒教は、早くも神道と抱合し、尊王賤覇、大義名分、倒幕復古、祭政一致の理想を聯亙するに到れり。水戸の如きも光圀の当時より早くもその臭味を帯び、後世水戸派の予言者藤田東湖に到りては、「古を稽えて今に徴し本朝神聖の大道を闡明す」と叫破せり。