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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

「国民之友」1892(明治25)年5月~9月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 135,622 字 · 269 页

青空文庫

この人想うに不凡ならん。かつ三子への通路はこの三※(「車+鰌のつくり」、第3水準1-92-47)老に托すべし。

一、堀江常に神道を崇め天皇を尊び、大道を天下に明白にし異端邪説を排せんと欲す。謂らく、天朝より教書を開板して天下に頒示するに如かずと。余謂らく、教書を開板するに一策なかるべからず、京師において大学校を興し、上天朝の御学風を天下に示し、また天下の奇材異能を京師に貢じ、然る後天下古今の正論確議を輯集して書となし、天朝教習の余を天下に分つときは、天下の人心自ら一定すべしと。因って平生子遠と密議する所の尊攘堂の議と合わせ堀江に謀り、これを子遠に任ずることに決す。子遠もし能く同志と議り内外志を協え、この事をして少しく端緒あらしめば、吾の志とする所もまた荒せずというべし。去年勅諚綸旨等の事一趺すといえども、尊皇攘夷苟くも已むべきに非ざれば、また善術を設け前緒を継紹せずんばあるべからず。京師学校の論また奇ならずや。

一、小林民部いう、京師の学習院は定日ありて、百姓町人に至るまで出席して講釈を聴聞することを許さる、講日には公卿方出坐にて、講師菅家、清家及び地下の儒者相混ずるなり。