轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

『ゆいけんニュース』

『唯研ニュース』

戸坂 潤

「唯研ニュース」1933(昭和8)年11月20日号~1938(昭和13)年2月15日号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 17,567 字 · 35 页

青空文庫

だけしか見ないが、無条件に天然色映画の左袒者になれると思う。天然色と雖も染料の濃度は着色法が自由なわけだから、多少の誇張はありがちらしいが、併しこの種のデフォルマションは絵画的である以上、悪くないことだし、又却って良いことかも知れぬ。無色映画だって、ただの実感よりもズット陰影が誇張されていて、それが写真の魅力をなしていることを思わねばならぬ。尤も映画固有な現物的なリアリズムから云って、色彩の或る程度以上の誇張はインチキ性を孕んで来るが、併し写真機の暗箱の底に写る倒影に見られる程度の光彩の集中は、慥かに良いものだ。

テクニカラーと色彩別を利用した立体映画とは、技術的に両立しない。だがテクニカラーを見てまず気のつく点は、色彩のおかげで遠近法も著しくハッキリするということだ。之は相当に立体感を再現しているから、或る程度まで立体映画の代りをつとめる。少くとも例の「飛び出す映画」の如き「立体映画」よりも却って立体性に於てリアリスティックなのだ。

天然色映画が無条件に優れているに拘わらずまだ支配的にならぬのは、恐らく全く経済的(その意味で又技術的でもある)困難からだろう。