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だいぼさつとうげ

大菩薩峠19

中里 介山

中里介山『大菩薩峠19』。同一底本的分册已合并为一书。收入:大菩薩峠、大菩薩峠。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 319,771 字 · 617 页

青空文庫

同    内海二郎

同    阿部十郎

同    富山弥兵衛

同    清原清

岡    佐原太郎

同    斎藤一

右の人名表を二人は、一通り眼を通してしまうと、紙切れを山崎の手に戻す。それを指頭でひねりながら、山崎が語りつづける――

「事の順序として、伊東甲子太郎という男はどういう男であったか、それを説明して置こう。伊東はもと鈴木大蔵といって常陸の本堂の家来なのだ、水戸の金子健四郎に剣を学んでいる、芹沢と同様、無念流だ、江戸へ出て深川の北辰一刀流、伊東精一に就いて学んでいるうちに、師匠に見込まれて伊東の後をついだのだが、腕もあるし、頭もよい、学問も出来る、なかなか今の時勢に雌伏して町道場を守っていられる人間でない、髀肉の歎に堪えられずにいるところへ、近藤が京都から隊士を募集に来た。近藤は、兵は東国に限るという見地から、わざわざ関東まで出向いて募集に来たのだ。その時に伊東が一味同志を率いて、これに参加することになったのだ。その一味同志というのが、この表にもある名前の大部分で、鈴木三樹三郎は彼の弟である、中西昇と、内海二郎はその代稽古をしていた、これに服部三郎兵衛、加納直之助、佐野七五三之助、篠原泰之進ら八人が打連れて、近藤ともろともに京都へ上って行った、それがそもそも縁のはじまり。