轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

たいへいようらいげきせんたい

太平洋雷撃戦隊

海野 十三

「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1933(昭和8)年5月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 11,885 字 · 24 页

青空文庫

どど、どど、どどーン。

が、が、がーン。

サイレンが海上に鳴りひびく。胆を潰した護衛の巡洋艦は、サッと数条の探照灯を海面上に放って、ふり動かしました。しかしわが潜水艦は、あまり間近にいるのです。しかも商船隊の真唯中ですから、商船自身が邪魔になって一向先が見えません。きき目のないのは探照灯ばかりではありません。二十六門ずつもある夥しい大砲が一向役に立ちません。

そこへまた、あちこちで魚雷が命中して、大爆発が起る。重油が燃え出す。積みこんだ火薬に火がついて爆発がさらに一段と激しくなる。そうなると二個師団の×国陸軍の兵士たちは、ポンポン空中高く跳ねとばされる。商船同士衝突する……。

×が日本の潜水艦を恐れて、五十隻もの商船隊が無理にお互の距離を縮めていたことは、大変な失敗だったのです。

いや、もう滅茶苦茶の大勝利です。

第八潜水艦は、奮戦また奮戦です。清川大尉は、汗と油とで、顔面がベトベトに光っています。乗組員たちは、あまりの奮闘に、腰から上は赤裸になり、その上に水兵帽をのせて、戦っています。

「魚雷撃方やめイ」

艦長は号令をかけました。

「潜航中止、直に浮き上れ」