轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
じょせいしゅうひょう
女性週評
宮本 百合子
「東京朝日新聞」1940(昭和15)年6月20、29日号、7月6、13、20日号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,173 字 · 7 页
悪妻は、良人から渡された金がすくないと、それで出来る賄いはこれですよ、とひどいものを並べて辟易させるというさもしい手を心得ている。
贅沢品とりしまりの標準は月収三百円とかいわれているが、これに該当する生活者は日本の全人口の僅何割かに過ぎない。標準の低下を叫ばれるのは当然である。そして、一方に、悪妻的さもしい手を用いる隙を与えないように、原料その他の価が考慮されて欲しい。
教員の生活保証
事変以来、小学教員の不足と、その不足を至急に補うことから生じる質の低下とは心ある者を考えさせていたが、偶小学校教員の万引横領事件が発覚したということである。
これは勿論最も不幸な例外であろうが、どんなに優良な教師たちも、不良な者を犯罪に導いたと同じ今日の経済的な困難にはさらされている。この事実はなかなか複雑であり、重大でもあると思う。
入学試験の新考査法についてこの春様々の論調があったとき、衆口おのずから一致したのは、小学教員のおかれている経済的誘惑の点であった。
謹直な教師たちに屈辱感を与えたにちがいないその問題は、しかし、愈物的条件の切迫した来春どんな形で再燃するだろうか。