轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

うちゅうのまいご

宇宙の迷子

海野 十三

「少年クラブ」1947(昭和22)年4月~10月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 14,497 字 · 29 页

青空文庫

そのまんなかあたりから、長くうしろへむけてひろがっているこうもりのような翼が三枚。艇のぜんたいは螢光色にぬられていて、目がさめるほどうつくしい。尾部からと、翼端からと、黄いろをおびたガスが、滝のようにふきだし、うしろにきれいな縞目の雲をひいている。そしてぐんぐん空高くまいあがっていく。

そのカモシカ号の艇の内部をのぞいてみよう。

(テレビジョンじかけで、艇のもようは、たえず地上へ向けて放送されている)。

艇のまるい頭部の中に、二つならんだ操縦席がある。右の席にはポコちゃんが、左の席には千ちゃんが腰をふかくうずめている。

操縦席と計器盤と自動式操縦ボタンとが、鋼鉄製の大きなかごのようなものの中にとりつけられている。そのかごは、外側に二本の軸がとびだし、それがかごをとりまく大きいじょうぶな輪の軸受けあなへはいっている。その輪には、おなじような二本の軸がとびだし、かごの軸と九十度ちがった方角へでていて、それが外側にあるもう一つの大きなじょうぶな輪の軸受けあなへはいっている。そしていちばん外側の輪は、しっかりと艇のかべにとりつけられている。

つまり、昔からあるらしん儀のとりつけかたとおなじである。