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たからづかおいたちのき
宝塚漫筆
小林 一三
小林一三『宝塚漫筆』。同一底本的分册已合并为一书。收入:宝塚生い立ちの記、東京宝塚劇場の再開に憶う、アーニイ・パイルの前に立ちて。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 26,995 字 · 53 页
しかし堅実だ。昔から名古屋人は、お金を蓄めるのが非常に上手だが、女もそうだ。恋よりお金の方がいいのだろう。
そこへ行くとやはり女は江戸っ子でなくてはいけない。京都の女、大阪の女は従順さが買える。しかし、何といっても東京の女はテキパキしてはっきりしていていい。
「男の世界」と「女の世界」
また、男と女と比べてみると、何事にも専門的に進んで行く場合には、やはり男でなければダメだけれども、アマチュアとしての程度では女の方がいいと思う。料理屋へ行っても腕のいい料理人は男であるし、仕立屋でもほんとうにうまい一流の仕立屋は男である。料理とか裁縫は女のすることだと思っておったが、最高の技能を発揮するのには男でなくてはダメなようである。だから『女だけで芸術がやって行かれますか』ということになるが、私はそうは思わない。というのは、世の中に女ほど器用な者はないからだ。
うちの歌劇なんか、男をこれだけに育てることは不可能だ。料理にしても、うまいものは男でなくてはならんかもしれないが、家庭ですぐ間に合うものをつくるのは女である。今宝塚はかれこれ四、五百人の生徒でやっているが、男だったらこんなことがやれるものではない。