轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

正岡容『寄席囃子 正岡容寄席随筆集』。同一底本的分册已合并为一书。收入:随筆 寄席囃子、艶色落語講談鑑賞、随筆 寄席風俗、寄席行灯、わが寄席青春録。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 112,259 字 · 222 页

青空文庫

と言うんだぞと、兄貴が教える。いい声だ。心得て、やる。ところが歌う本人は※(歌記号、1-3-28)三人揃って歩いちゃいれど、どこが鶴屋だかわからない――ここんところがひどくよかった。――その前にまだ、みんなの無筆が表れないで、一人が実は鶴屋の看板の読めないことを白状する。兄貴がさんざん啖呵をきる。「べら棒め、けえったら学校へゆけ……――」(この学校という言葉にも彼から聞く時、開化! があった)。相手は恐れ入って「じゃあ、兄ィ、読んでくんねえ」と言う。と「俺も読めない」。相手がまた言う。「じゃあ、東京へけえったら二人で学校へゆこう」云々。

この「二人で学校へ」も、なんともいえず、おかしくもあり嬉しくもあった。もちろん「とろろん」は圓右もやった。箱根山は山師がこしれえたかときく弥太っ平の馬楽。湯へさかさまに入ると下げる故人小せん。先の品川の圓蔵のも聴いたし、※(歌記号、1-3-28)たまたま逢うのに東が白む、日の出に日延べがしてみたい――と渋い調子でこう諷う。志ん生も巧い。若いところで甲の強い馬に乗るのを圓楽もやる。お灯明の今の馬楽、「朝蠅」の正蔵。