轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しょうぐん

将軍

芥川 竜之介

明治37年黎明,一队士兵带着白襷奔赴死亡战场,路上有人抱怨荣誉换不来酒钱。想要活命的士兵与悲壮的命运冲突,你会怎么选?

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 14,852 字 · 31 页

青空文庫

それからやっと大儀そうに、肝腎の用向きを話し始めた。

「この壁にある画だね、これはお前が懸け換えたのかい?」

「ええ、まだ申し上げませんでしたが、今朝僕が懸け換えたのです。いけませんか?」

「いけなくはない。いけなくはないがね、N閣下の額だけは懸けて置きたい、と思う。」

「この中へですか?」

青年は思わず微笑した。

「この中へ懸けてはいけないかね?」

「いけないと云う事もありませんが、――しかしそれは可笑しいでしょう。」

「肖像画はあすこにもあるようじゃないか?」

少将は炉の上の壁を指した。その壁には額縁の中に、五十何歳かのレムブラントが、悠々と少将を見下していた。

「あれは別です。N将軍と一しょにはなりません。」

「そうか? じゃ仕方がない。」

少将は容易に断念した。が、また葉巻の煙を吐きながら、静かにこう話を続けた。

「お前は、――と云うよりもお前の年輩のものは、閣下をどう思っているね?」

「別にどうも思ってはいません。まあ、偉い軍人でしょう。」

青年は老いた父の眼に、晩酌の酔を感じていた。

「それは偉い軍人だがね、閣下はまた実に長者らしい、人懐こい性格も持っていられた。