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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页
一同はなんの労するところなくして、船をといたようなものだ。
その日から一同は毎日毎日木片を拾いあつめては、エッサモッサ肩にになって天幕に運んだ。読者よ、いかに勇気あるものといえども、かれらの年長は十六が頭で、年少は十歳である。かれらの困苦はどんなであったかを想像してくれたまえ。
かれらはいずれも凛々たる勇気をもって、年長者は幼年者をいたわり、幼年者は年長者の命令に服し、たがいに心をあわせて日の暮るるも知らずに働いた。ある者は長い木材をてこにして重いものをおこすと、ある者は丸い木材をコロにして重いものをころがしてゆく、肩にかつぐもの、背にになうもの、走るもの、ころぶもの、うたうもの、笑うもの、そのなかにはだれひとり不平をいうものはない。
だれよりもまっさきに働くのは富士男とゴルドンで、ふたりはいちばんむつかしい仕事を喜んでひきうけた、ふたりはサクラ号のキールをきって二つになしたるものや、前檣後檣の残部などのもっとも重いものを、エイエイかけ声をして運んだ。それに負けじとドノバンもグロースも帆桁を運んだ。バクスターはそれらのなかから、長い木材をえらんで川のなかにいれ、それをたてになし、短い木材を横に組んでたて十メートル、はば四メートルのいかだの骨をつくり、その上にサクラ号の甲板や、他の板ぎれをくぎづけにして、