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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页
とゴルドンがいった。
「それは心配するなよ、鳥は木の葉や草を食って生きるものだ、われわれの食料とは無関係だ」
「なるほど」
だちょうはサービスに一任することにきめた。この日はとうとう物置きに適当な洞を発見することができなかった。そこでバクスターの考案で、洞の内部の壁のやわらかいところをほって、室をひろげることにした。壁のやわらかいところには、木材の支柱をほどこして崩壊をふせぎ、年長者はつるはしをふるい、年少者は岩くずや石きれを運んでは、洞の外にすてた。
三十日の午後には、五、六尺のトンネルができた、と、とつぜんふしぎな事件が出来した。
富士男はトンネルの奥で、しきりに壁をほっていると、どこやらに奇妙なうなり声をきいた。
「なんだろう!」
ゴルドンもバクスターも、同時にその声をきいた、三人はすぐドノバン、イルコック、ウエップ、ガーネットの年長連をよんで相談した。
「なんでもないよ、洞のなかだからなにかの反響にちがいない」
とドノバンはいった。一同はふたたびつるはしをふるってほりつづけた。と夕方になると、さっきよりもっと近くに、なにものかほゆる声がきこえた。