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こうじょうろうどうしゃのせいかつについて

工場労働者の生活について

宮本 百合子

「多喜二と百合子 第四号」多喜二・百合子研究会、1954(昭和29)年6月

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 2,985 字 · 7 页

青空文庫

○長や 玉やの玉のブつかる音。小さい家から一日じゅうラジオか、やすチク音キがきこえる。窓からとび込んで来る猫。葬儀やの二階の講。台所にタライにビールをつけてある。ベコベコジャミセン

○物干しに出て、どじょうすくいを踊るのをこっちから見て(室内の連中が)居る。

「乃木節じゃ私ァ霞町一番だったんだ」から下手。「踊じゃ私がやっぱり師匠かな」夜、おかみさんが「お膳はあしたすっかりふいておかえししますよ、ねエ」云々。

東洋紡、伏見宮姫の見学。一円八十銭の作業服自弁、時間外に掃除。キレイにするコト。寄宿舎の南京虫をタイジしろ!

○鬼足袋工業株式会社、資本百万円、寺田淳平。

二百六十四名、主に少女工(十五歳未満)剣劇ファン

○職工と女工と別の出入口をもっているところもある。

○壁のわきのゴミ箱。○脱衣室のわきの三尺の大窓。

○あき地で塀なし。わきから通って、となりの工場へ行ける?

○三井品川工場 塩原文作。資本ケイ統住友 第一

職工 社員 一五〇人位 月給 工場員、工手、雑工合計800

日給  〃  〃  女工600人

社員の中月給百円以上約五十名

品川工場 主として化学薬を製造