轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

69 馬専門の彫刻家のこと

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,821 字 · 10 页

青空文庫

早速雇いましょう。と、案じたよりは容易に話が決まりましたので、私は早速この旨を後藤氏へ通じると、後藤さんは飛びかえるほど嬉しがりました。

そこで、後藤氏は馬の方の担任ということで傭われて、私が主任でやることになって、後藤氏は毎日学校へ通って来ました。

ところが、先申す通り、楠公の馬の出所が分りません。木曾、奥州、薩摩などは日本の名馬の産地であるが何処の産地の馬とも分らんので、日本の馬の長所々々を取ってやろうということに一決しました。

しかし、馬ばかりでなく、楠公という本尊があることで、前申す通り大勢が関係をしている。彫刻になってからは石川光明氏も手伝われる。新海竹太郎氏は当時後藤氏の宅に寓していたので、後藤さんが伴れて来る。私の方からも弟子たちを引っ張って行くという風で、なかなか大仕事であった。

その頃は、まだ、美術学校には塑像はありません時代で、原型は木彫です。山田鬼斎氏は楠公の胴を彫りました(山田氏は福井県の人でまだ年は若かったが、なかなか腕が勝れ、仕事の激しい人でありました。明治二十三年の博覧会に大塔宮を作って出品し好評であった。惜しいかな故人となられました)。