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ねんぷ
年譜
宮本 百合子
「現代文学全集 第五十六巻」改造社(1931年までの年譜)、1931(昭和6)年3月、「宮本百合子研究」津人書房、1948(昭和23)年10月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 17,820 字 · 36 页
一九一六年(大正五年)
女学校五年、祖母の棲んでいる福島県下の田舎へ小さい時から毎年行っていた。その印象をあつめて「農民」という小説を書いた。女学校卒業、目白の女子大学英文予科へ入学。
「農民」を書きなおし、「貧しき人々の群」という題にした。二百枚ぐらいあった。母によんでもらい、仲よしにもよんで貰った。坪内雄蔵先生のところへそれを持ってゆくことになり、『中央公論』の瀧田樗蔭に会うことになり、少しちぢめて九月の『中央公論』に載せられた。薄謝と書いた紙包に百五十円入っていた。
女子大は一学期でやめていた。
一九一七年(大正六年)
「日は輝けり」(中央公論)「三郎爺」(〔東京日日〕)「地は饒なり」(中央公論)「一つの芽生」
単行本『貧しき人々の群』が玄文社から出版された。
一九一八年(大正七年)
単行本『一つの芽生』が新進作家叢書の一部として新潮社から出た。
「禰宜様宮田」(中央公論)
人道主義的作家見習いにはなったが、当時の所謂文壇とはちっとも交渉がなかった。わずかに久米正雄、芥川龍之介などを知るだけで、自分が文壇の中へ入ろうとは思っていなかった。
民族的滅亡に追いこまれているアイヌのことを書きたいと思って北海道へ行った。