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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

04 怪談牡丹灯籠

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 123,879 字 · 246 页

青空文庫

伴「旦那え、冗談いっちゃアいけねえ、私のような斯んな面は、どうせ出世の出来ねえ面だから見ねえでもいゝ」

と断る様子を白翁堂は早くも推し、ハヽアこいつ伴藏がおかしいなと思いましたが、なまなかの事を云出して取逃がしてはいかぬと思い直し、

白「おみねや、事柄の済むまでは二人でよく気を付けて居て、成たけ人に云わないようにしてくれ、己は是から幡随院へ行って話をして来る」

と藜の杖を曳きながら幡随院へやって来ると、良石和尚は浅葱木綿の衣を着し、寂寞として坐布団の上に坐っている所へ勇齋入り来たり、

白「これは良石和尚いつも御機嫌よろしく、とかく今年は残暑の強い事でございます」

良「やア出て来たねえ、此方へ来なさい、誠に萩原も飛んだことになって、到頭死んだのう」

白「えゝあなたはよく御存じで」

良「側に悪い奴が附いて居て、又萩原も免れられない悪因縁で仕方がない、定まるこッちゃ、いゝわ心配せんでもよいわ」

白「道徳高き名僧智識は百年先の事を看破るとの事だが、貴僧の御見識誠に恐れ入りました、就きまして私が済まない事が出来ました」

良「海音如来などを盗まれたと云う