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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

04 怪談牡丹灯籠

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 123,879 字 · 246 页

青空文庫

両人は此の体を見てハッとばかりに恟り致しましたが、逃げることもならず、唯うろ/\して居る所へ、平左衞門は雪洞をズッと差つけ、声を怒らし。

平「コレ露これへ出ろ、又貴様は何者だ」

新「へい、手前は萩原新三郎と申す粗忽の浪士でございます、誠に相済みません事を致しました」

平「露、手前はヤレ國がどうのこうの云うの、親父がやかましいの、どうか閑静な所へ行きたいのと、さま/″\の事を云うから、此の別荘に置けば、斯様なる男を引きずり込み、親の目を掠めて不義を働きたい為めに閑地へ引込んだのであろう、これ苟めにも天下御直参の娘が、男を引入れるという事がパッと世間に流布致せば、飯島は家事不取締だと云われ家名を汚し、第一御先祖へ対して相済まん、不孝不義の不届ものめが、手打にするから左様心得ろ」

新「暫くお待ち下さい、其のお腹立は重々御尤でございますが、お嬢様が私を引きずり込み不義を遊ばしたのではなく、手前が此の二月始めて罷出でまして、お嬢様を唆かしたので、全く手前の罪でお嬢様には少しもお科はございません、どうぞ嬢様はお助けなすって私を」

露「いゝえ、お父様私が悪い