轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
「PTA世界少年」1948(昭和23)年1月号~終了月は未詳
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 98,662 字 · 199 页
「宝物、恐竜の宝ものですかい」
「恐竜が、宝物なんかもっているものか、海賊ブラック・キッドの宝物だ」
「げっ、ブラック・キッドの」
フランソアがたまげたようにさけんだ。
「しっ、大きな声を出すな」
ラルサンも眼玉が飛び出るように眸をひらいていた。フランソアなどは、大きな口をあけっぱなしにして驚いている。
「俺はちゃんと知っているんだ。今度の探検は、表向きは南海の孤島の調査ということになっているが、本当はキッドの宝物をさがすのが目的だったんだ」
「へーえ」
「船長セキストン伯は、何かの記録から、キッドの宝物がここにかくされていることを知ったんだ。それで第一回の探検をやった。宝はたしかにあった。しかし恐竜のために命からがら逃げだして、宝物どころの騒ぎじゃなかったんだ。こりゃおめえも知っているだろう」
「へえ、団長一人が救かったといいやしたね」
「セキストンにしてみりゃ、その宝が手に入らなかったのは、返すがえすも口惜しい、なんとかして、それを手に入れようと思ったんだ」
「なるほど」
「ところが、それを俺が知ったという、はじまりなんだ」
「へえ」
「港の酒場で、俺が話に聞いたキッドの宝物のことを話していたら、ぽんと肩をたたく奴があるじゃねえか」