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かくだいされゆくこくどうぜんせん

日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)

広海 大治

広海大治『日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)』。同一底本的分册已合并为一书。收入:拡大されゆく国道前線、章魚人夫、サガレンの浮浪者。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,128 字 · 10 页

青空文庫

バラスは血と肉のごもくだ

お前はそれでも死ねて幸わせだぞ

ああ北サガレンへ行きたい

三十里の北走りたい

其処には七時間労働の俺達の仲間の祖国があるんだ

病っても人夫は現場へ追い出される

今夜も夜工事だ

五百燭の電燈の下で

原始林の中で鉄道の枕木を運ぶんだ

これじあ俺が死ぬるかお前が先か

波の荒い夜だった

起ち上った人夫が

人夫部屋に火を点けた

炎々と燃え上る炎の中で

足をぶち折られた棒頭と工事請負者が悲鳴をあげた

――おーいみんなカタマッて行くんだぞう――

人夫は雪崩の様に

激流のように

枕木の上を馳った

(『田園の花』一九三二年四月刊二号に発表 一九七九年二月槇村浩の会刊『土佐プロレタリア詩集』を底本)