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あしたはメーデー
槇村浩詩集
槙村 浩
槙村浩『槇村浩詩集』。同一底本的分册已合并为一书。收入:明日はメーデー、小熊秀雄と藤原運、森山啓に、ダッタン海峡、大江満雄に、人民詩人への戯詩、毛利孟夫に、餅の歌、誤って健康を伝えられた同志たちに、異郷なる中国の詩人たちに、京都帝国大学(十四行詩)、獄中のコンミューンの戦士の詩を憶って、詩諷、獄内にてドイツの同志を思う歌、青春、同志下司順吉、野兎の歌、同志古味峯次郎、シュレジェンの織工によせて、田木繁に。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 21,095 字 · 51 页
壁面に向ってこう呼んだ
革命と赤旗との符号が、この凹んだ影の上に白く輝いていた
友達とゆうものは
女の同志にもらった可愛いゝM・ボタンのかたみのように
何となつかしいものだろう
僕は小さいテリヤのように病み
(こゝでは
弱った心臓の上を弾き台のように行進する澄んだ血の混濁さがあり
そして毒の沼の中で、肋骨が一本々々めりこんで行ったのだ!)
飢えた昔のアヂトを夢みながら
むしょうに友がなつかしくなった
太陽!―――赤い自画像の中に写しとった歓呼する焔は
世界の乾板の上に
出没する友の肖像を灼きつけた
おゝ、たちこめた層雲のような遠いなつかしい部署の中から
同志は僕を呼び、僕は同志に答えた
美くしき友は来た
コーカサスの氷の嶺に匍いよる紫の靄のように
バスクの原っぱの濁れた頬に
巴丹杏色の太陽の接吻するように
生楽のパンタポーネを鳩色の胸に燃やしながら
囚われの鎖を腰に巻き
憂愁に蔽われた装われたる若さもなく
友は来た、常に情熱のほゝ笑みを投げながら
燃える眼眸の友は来た!
牢獄の暗い窓辺を打ち開いて
僕らは語り合った
黒と金の海流のうちよせる向う岸の物語を
赤色の心臓の列柱に交叉しては流れてゆく、静かな電流の響きを