轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

江戸川乱歩『灰色の巨人/魔法博士』。同一底本的分册已合并为一书。收入:灰色の巨人、魔法博士。

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 156,085 字 · 312 页

青空文庫

小林君のほうは、そんな、のんきなたちばではありません。このにくい怪物の魔法の種をあばいて、あいてを、へこませてやろうという気持で、いっぱいでした。

「あの、山下君の庭に、あらわれたときは、もう、うす暗くなった、夕がただった。だから、やっぱり、うまく動かせたのだ。大きな木が、たくさん立ちならんでいた。あのときの怪物、あれは、むろん、きみだよ。きみばかりじゃない。子どもの助手がいた。それも、にせの井上とノロちゃんだったかもしれない。ふたりは、金色の衣装をつけて、大きな木のみきのかげにかくれていた。まず、おとなのきみが、山下君のそばをはなれて、一本の木のかげにかくれる。すると、にせの井上が、きみにかわって、山下君に見えるように歩きだし、はんたいがわの木のみきにかくれる。そこに、にせのノロちゃんが待っていて、いれかわって、姿をあらわす。ノロちゃんは、井上君にくらべると、ずっと、せいがひくいのだから、そこで、また黄金怪人が小さくなったように見えたのだ。」

「うん、よく、考えたね。そのとおりだ。しかし、ネズミのように、小さくなったのは、どうしたわけだろう。まさか、あんな小さな人間が、いるはずはないからね。