轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

03 一九三六年(昭和十一年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 50,453 字 · 101 页

青空文庫

くりかえしそのことを願います。

十二月二十日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕

十二月二十日 雨  第二十四信

この手紙は来年になって御覧になるでしょうか。それとも今年かしら。きょう、十二日付のお手紙をいただきました。小包で厚いシャツ、袷せが届きました。きょうは日曜故、明日夜具のエリをお送りいたします。あの小包を見て、こちらからのシャツの入れようがおくれたことをさとりました。御免んなさい。

小野さんの没されたことについて計らず同様に感じたのは当然ではあるが、やはり何か心に微笑がわきます。生を貫徹するために死をも貫くのであるが、そういう実質において価値ある生命のねうちは実に高く、手前の勝手で粗略には出来ない。この頃、連続的な仕事をもっていて、盲腸などやったから、かえって体のもちかたについて真面目になりました。よかったようなものです。それにいろいろな雑誌の切抜きなどの整理(評論のための)新聞のせいり等、はっきりその必要とやりかたが分った折から、M子さんが小遣いも入用なので、一週定期的にセクレタリーをやってくれることになり、あなたからの本の御注文も古今未曾有のカード式整理方法によって整理されました。