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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

06 一九三九年(昭和十四年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页

青空文庫

(九)「顧問料」ハ依頼者トノ契約ニ任ズ

(十) 依頼者ガ手数料、旅費、日当又ハ事件処理ニ必要ナル費用ヲ支払ワザル時ハ事件ニ着手セズ又ハ其ノ処理ヲ中止スルコトヲ得

――○――

規定以上の通りです。

一、大森の方は速達出しましたが、岡林氏へ電話できいた結果すぐ三笠の本六法送りました。三笠の本は新しく買いました。

この速達は明朝お手に入ればようございますが。私がお話しするだけでは話しきれないから、重複にはなりませんけれども。

お大切に。『太陽』の増刊お知らせ下すってありがとうございます。割合にこちらにありますね『解放』のもあるし朝日のもあり、明治大正思想史の中にも役に立つところあり。

では用事だけをとりいそぎ。

八月十三日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕

八月十三日  第七十七信

きのう、随分水がのみたそうでいらしたこと。うち独特ののみかたで、なめらかに、喉に流れこむ、そういうのみかたの水を。御気分いかがでしょう。ようございますか。お疲れになったでしょうね。

きのうは、神田の本やへまわって思いがけないいい本(仕事用)見つけ出して、それもうれしさの一つに加えて、三省堂へよって、国男さんの誕生日祝の白テブクロ(登山用)を半ダース買い(これはいつも私をのせてくれるお礼です。