轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
そのことはお目にかかりまして。昭和十年、九年の『毎日年鑑』の古い方の分はうちにないと思います。九年版が返送された頃は落合でしたろうが、あの家は私の知らないときたたまれたのでしたし。十年の分はやっぱり私がいず、おそらくきたない机の上であなたの本に貼るペイパアを手紙がわりにと思って、二三年分書きためていた時分ですし。困ったことだと思います。思案して居ります。
速達への御返事として、アメリカの本やへの問合わせ、すぐいたします。それからスノウの本は駄目でした。第六章、一章加ったのですね。本当に同じ本やのですから(統一への道)と、そのこともきいて見ましょう。これは明日は一日仕事にかかりますから、すこし御容赦ねがいます。
ユリの新薬のきき工合、おわかりになりますって、そうでしょうねえ。この頃の顔色、いいでしょう。深い桜色になるところ、私がおかげさまというのも尤とお思いになるでしょう。非常に工合ようございます。
それから詩の話も大変お気に入ったって。大変気に入った、という表現、何とうれしいでしょう。私が、仔猫のようによろこんで、大変、気に入った? 大変、気に入った? と、その玉にころがりかかって遊ぶようにうれしい心持、髣髴なすって下さい。