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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
十四日 │ 七・〇〇 │ 一〇・四〇 │ 読書98頁。
十五日 │ 七・〇〇 │ 一一・〇〇 │ 余り追つけ追越せでもなかったけれども。
十六日 │ 六・四五 │ 一〇・一〇 │
十七日 │ 六・三〇 │ 午前一時 │ 皆がかえったのが十二時すこし前ですもの
十八日 │ 七・三〇 │ 九・四〇 │
十九日 │ 六・二〇 │ 一〇・三五 │
二十日 │ 七・〇〇 │ 一〇・〇〇 │
〔欄外に〕ダラディエの『フランスの防衛』Defence of France 三越に注文しましょう、若し来たらおよみになるでしょう?
きょうはもしかしたら太郎が来るかもしれません。大久保の方へ外套の下縫いにゆくのですって。アカコをやきもちやいて、「お母ちゃまは何故赤コばっかり可愛がるの」と云うそうです。
この間からちょいちょい思うのですが、私がこれまで何年かかいた手紙で、去年の分、自分で考えるとどうしても気に入りません。自分に気に入らないということのうちには、自分にとって深い教訓があるのです。いやな手紙が多いわね。詰り何というのでしょうか、斯うすっとしていないのが多くて。