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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
一月以後のことはまだはっきりは云えないようですが。それでも十二月半月とまる一ヵ月ずっと落付いて安静にしていらっしゃれたら、随分ましなわけでしょう。十六日はとりやめ、勿論それはデンポーでおわかりですね。きのうは栗林・森長氏と三人で落ち合い、この間の記録のうつしのことで、森長さんの控えとはちがう分というのをはっきりしましたからかきます、もっとも森長さんが手紙を出すと云っておりましたが。あとの分、まだすまない分の方ですが、あの書き出しの中で落ちているのが、
一、林鐘年最終訊問調書
一、宮本記録中鑑定書前半
一、逸見上申書
※(チェックマーク、1-7-91)一、秋笹上申書(これは、これから出るものの由。何通入用かと)
それから、
※(チェックマーク、1-7-91)一、証拠物中、号外第四面全部というのは、即ち佐野、鍋山除名に関する分と同一のものでしょうか、そこが不分明だということでした。
※(チェックマーク、1-7-91)山本正美のうつしは何でも大した尨大のもので、栗林氏は自分で全部もっているから不用故、一部か二部でよいだろうという意見でした。このことも御考え下さい。