轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
はっくつしたびじょ
発掘した美女
「講談倶楽部 第五巻第四号」1953(昭和28)年11月10日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 13,882 字 · 29 页
オヤジは考古学に趣味があるから、発掘旅行にでもでかけたら、あなたもオヤジを見直すかも知れないな」
「考古学? 探険するのね?」
「そうかも知れない」
「面白いわね」
「じゃア、それにしましょう」
一夫は初音サンと一しょに梅玉堂の書斎を訪れて、
「両白いことがありますよ。お父さんは都会で初音サンとつきあってると、今にキチガイになりますから、静かな大自然の中へ原始的な旅行なさるべきですね。初音サンも一しょに行って下さるそうですから、考古学の発掘旅行をやりましょう。そして、ボクたちに考古学を教えて下さい」
「考古学? 私がかい。そんなの知らないよ」
「アレ。知ってるよ。以前、土器のカケラみたいなもの、拾って喜んでいたくせに」
「見よう見マネでいくらか興味を持ったことがあるだけだよ」
「それだけあればタクサンですよ。さッそく旅行の目的地をきめて下さい。あまり遠くなくて、しかし、原始的な大自然の中の、しかも温泉があれば何よりですね」
梅玉堂は内々大そう嬉しかった。倅の奴、アプレの手に負えないノラクラ大学生だと思っていたが、大そう親思いの孝行息子じゃないか。とにかく、よくやった。