轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

らくご・きょうそれつでん

落語・教祖列伝

坂口 安吾

04 飛燕流開祖

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 12,245 字 · 25 页

青空文庫

安心しなれて。あの野郎をくらすけても文句のでねような方法が、ここに一つあるがんだ」

そこで一同は額を集めて密議を重ねる。めでたく相談がまとまって、その晩は前祝いに充分のんで、一同アンニャの総代のウチに泊りこむ。

さて、翌朝になった。この村は鼻介がオトキの妾宅へ通う道に当っているから、一同は仕度をととのえて鎮守様の社の前に集り、また村中にふれをだして、

「オーイ。面ッ白ェことになるれ。みんな早う、来いや、来いや」

人々をよび集めて、鼻介の通りかかるのを今か今かと待っている。

鼻介が通りかかった。アンニャの総代が走って行って、

「オーイ。鼻介」

「何を云やアがる。唐変木め。口のきき方も知らねえ野郎だ。又、物は相談だが、じゃアあるめえな」

「アハハ。今日はチョッコリ仲間にはいって貰いてもんだが」

「バカヤロー。てめえ達の仲間にはいっていられるかい。こッちは忙しいんだ。顔を洗って出直しやがれ」

「そういうワケには、いかねえな」

「なにが、いかねえ」

「オレがきいたところでは、ンナはたしか剣術を使うことが上手らという話らッたが」

「モタモタ云やアがるなア。日が暮れるぞ、ほんとに。