轻松读懂日语经典作品
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ぐびじんそう
虞美人草
两个男人去登比叡山,一个像方形石头,一个像细长竹竿,一路斗嘴。可山没变,他们心里的那点事却慢慢浮出来了。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 198,559 字 · 401 页
二十年前に其地を引き払い候儘、両度の上京に、五六日の逗留の外は、全く故郷の消息に疎く、万事不案内に候えば到着の上は定めて御厄介の事と存候。
「年来住み古るしたる住宅は隣家蔦屋にて譲り受け度旨申込有之、其他にも相談の口はかかり候えども、此方に取り極め申候。荷物其他嵩張り候ものは皆当地にて売払い、なるべく手軽に引き移るつもりに御座候。唯小夜所持の琴一面は本人の希望により、東京迄持ち運び候事に相成候。故きを棄てがたき婦女の心情御憐察可被下候。
「御承知の通小夜は五年前当地に呼び寄せ候迄、東京にて学校教育を受け候事とて切に転住の速かなる事を希望致し居候。同人行末の義に関しては大略御同意の事と存じ候えば別に不申述。追て其地にて御面会の上篤と御協議申上度と存候。
「博覧会にて御地は定めて雑沓の事と存候。出立の節はなるべく急行の夜汽車を撰みたくと存じ候えども、急行は非常の乗客の由につき、一層途中にて一二泊の上ゆるゆる上京致すやも計りがたく候。時日刻限はいずれ確定次第御報可致候。まずは右当用迄匆々不一」
読み終った小野さんは、机の前に立ったままである。巻き納めぬ手紙は右の手からだらりと垂れて、清三様……孤堂とかいた端が青いカシミヤの机掛の上に波を打って二三段に畳まれている。