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むしくいざんたいかい
虫喰い算大会
海野 十三
「“虫喰ひ算”大會」1946(昭和21)年3月30日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 32,229 字 · 66 页
G.C.Barnard,“An Elementary Puzzle Arithmetic”
F.F.Potter and F.C.Rice,“Common Sense Arithmetic”
H.E.Dudeney,“Modern Puzzles”
A.S.E.Ackermann,“Scientific Paradoxes and Problems”
藤村幸三郎著『新数学パズル』
昭和二十一年正月七日
海野十三
1 虫喰い算とは?
古い大福帳や証文や勘定書などがしみという虫に喰われており、肝腎の数字のところが穴になっている。さあたいへん、困ったことになった。そういうとき推理の力でもって、その穴になった数字はこういう数字であらねばならぬと判別する。この算数学がいわゆる「虫喰い算」と称ばれるものである。
もちろん、一金五万円也、右借用候事しかじかというような一本建の数値だけがあってそのうちの数字が虫に喰われているのでは、探しようがないが、もしそれが加減乗除の運算書であれば、その一部が虫に喰われていても、前後の関係から推理によって正確に判別することができる。