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ろじょう

路上

芥川 竜之介

午炮响后,图书馆陷入诡异的寂静,大学生俊助埋头书海,时间随着指针流逝,但这份平静下似乎藏着什么在悄悄酝酿。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 43,539 字 · 87 页

青空文庫

だからこの際誰かの紹介を貰って、どこでも好いから癲狂院を見物したいと云っているんだ。――」

俊助はまた金口に火を付けながら、半ば皮肉な表情を浮べた眼で、もう一度「それから?」と云う相図をした。

「そこで君から一つ、新田さんへ紹介してやって貰いたいんだが――新田さんと云うんだろう。あの物質主義者の医学士は?」

「そうだ――じゃともかくも手紙をやって、向うの都合を問い合せて見よう。多分差支えはなかろうと思うんだが。」

「そうか。そうして貰えれば、僕の方は非常に難有いんだ。初子さんも勿論大喜びだろう。」

野村は満足そうに眼を細くして、続けさまに二三度大島の襟を直しながら、

「この頃はまるでその『女の一生』で夢中になっているんだから。一しょにいる親類の娘なんぞをつかまえても、始終その話ばかりしているらしい。」

俊助は黙って、埃及の煙を吐き出しながら、窓の外の往来へ眼を落した。まだ霧雨の降っている往来には、細い銀杏の並木が僅に芽を伸ばして、亀の甲羅に似た蝙蝠傘が幾つもその下を動いて行く。それがまた何故か彼の記憶に、刹那の間さっき遇った女の眼を思い出させた。……

「君は『城』