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ろじょう

路上

芥川 竜之介

午炮响后,图书馆陷入诡异的寂静,大学生俊助埋头书海,时间随着指针流逝,但这份平静下似乎藏着什么在悄悄酝酿。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 43,539 字 · 87 页

青空文庫

同人の音楽会へは行かないのか。」

しばらく沈黙が続いた後で、野村はふと思出したようにこう尋ねた。と同時に俊助は、彼の心が何分かの間、ほとんど白紙のごとく空しかったのに気がついた。彼はちょいと顔をしかめて、冷くなった珈琲を飲み干すと、すぐに以前のような元気を恢復して、

「僕は行こうと思っている。君は?」

「僕は今朝郁文堂で大井君に言伝てを頼んだら何でも買ってくれと云うので、とうとう一等の切符を四枚押つけられてしまった。」

「四枚とはまたひどく奮発したものじゃないか。」

「何、どうせ三枚は栗原で買って貰うんだから。――こら、ピエル。」

今まで俊助の足下に寝ころんでいた黒犬は、この時急に身を起すと、階段の上り口を睨みながら、凄じい声で唸り出した。犬の気色に驚いた野村と俊助とは、黄水仙の鉢を隔てて向い合いながら、一度にその方へ振り返った。するとちょうどそこにはあの土耳其帽の藤沢が、黒いソフトをかぶった大学生と一しょに、雨に濡れた外套を給仕の手に渡している所だった。

七

一週間の後、俊助は築地の精養軒で催される『城』同人の音楽会へ行った。音楽会は準備が整わないとか云う事で、やがて定刻の午後六時が迫って来ても、容易に開かれる気色はなかった。